上海には、インターコンチネンタル上海浦東とインターコンチネンタル上海expoの2軒のインターコンチがありましたが、インターコンチネンタル上海expo(400室)が看板を下ろしたようです。エージェント関係者をはじめ既にご存じの方も多いと思います。
万博に合わせて 2010年にオープンした上海では新しいホテルですね。
私はこのホテルを利用した事がありませんので実際のクオリティは知りませんが、利用された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オーナーは、日本・香港・台湾などの海外資本企業ではなく本土のデベロッパー企業のようです。
IHGのサイトからは予約画面にアクセスできなくなっており、HISのサイトからは削除されていますが、まだ措置の施されていないサイトもあるようです。
オーナー(所有・経営会社)とオペレーター(運営会社)はWin-Winの関係であり、一般的には20年以上の期間を目途としたマネジメントコントラクト(運営管理受委託契約)により進出している。フランチャイズ契約では?と思う方もいらっしゃるでしょうが、提供内容と委託料が異なるもので、基本的な契約期間が異なるものではない。
世界的ブランドホテルが短期間で撤退することは社会的信用性とチェーンとしての予約システムや世界各地の媒体広告などで損害が生じる為、契約期間内におけるオーナーサイドからの契約解除にはペナルティ要項も組み込まれており、開業した以上 立地環境やコンセプトを理由にブランドの信用性やビジネスを反故にして、わずか2年で自ら撤退することはない。
オーナーサイドにとっては、違約金・ホテルの看板のみならず、備品・消耗品・印刷物などの名称やロゴの入った物品すべてを変更する必要があり、場合によっては予約システムの入れ替え等などの投資と、認知度下落によるさらなる業績低下も発生する。
従って、一時的な業績問題が生じてもオーナーはそれを理解して委託したはずであり、オペレーターのマネジメントフィー(報酬)に対する交渉も可能です。
つまり、ビジネスとしての基本姿勢(取引)が崩れない限り、ありえない事態である。
どのような状況が発生して、ブランドがなぜ撤退するに至ったか、ホテル事業を知る業界関係者であれば容易に推察できるのではないでしょうか。
次回は、より理解しやすいように一般的な事業スキーム(所有・経営・運営)について述べることにします。
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