石川県加賀市山城温泉の“ホテル百万石”が本日5日から閉館した。
1907年創業で山城温泉最大級の老舗旅館である「ホテル百万石」は、2008年に所有・運営を分離し、運営部門を「百万石アソシエイト」、不動産部門を「北国リゾート」とし、賃貸借契約で運営が行われていた。
2010年、北国リゾートは金沢地裁から破産手続き開始決定を受けたが、運営部門の 百万石アソシエイト は賃貸借契約に基づき営業を続けてきたが、北国リゾートの破産管財人から明け渡しを求められ、金沢地裁で係争中となっていた。
明け渡しを巡る係争のイメージ悪化で予約が低迷し、さらには老朽化した設備の更新もままならない事から閉館を決定したようです。
3日に従業員説明会を開き、パートを含めた従業員200人弱は6日付けで全員解雇される。
また、明日6日に取引企業への説明会を開催するとの事です。
2008年時点で経営は困窮し、その逃げ道として運営部門の切り離しを行い、延命措置を行ってきたが、2011年の加賀温泉郷宿泊者数は190万人で、1年前の2010年から6万人減少しており、また一つ名門旅館が消えた。
集客力の地盤沈下が止まらないのは同地区に限らず、全国的に地方には点在しており、今後さらに厳しさを向かえることが予想されます。
管財人は明け渡し後の処理として、何らかの計画または目途があるのでしょうか?
名門とは言え、あの規模の老朽化した施設を買い取って再開すると言うのもかなり厳しそうですから、今更ファンドは・・・!?
ただ、200人余りの従業員のことを考えれば、そのまま放置というのも寂しい気がします。
やはり、早い段階での決断が大切と言うことでしょうか。
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