アメリカ合衆国 第44代 バラク・フセイン・オバマ・ジュニア 大統領の就任で、さ~ いよいよ始まる世界経済再生ですが、総括の意味もこめて考えて見ました。リーマンが破綻に直面した時、サブプライム商品に手を出していなかった バンカメ(バンクオブアメリカ)はリーマン買収を断って、メリルリンチを買収しました。リーマンの次はメリルと言われたさなか、破綻してからなら格安で買収できるものを、破綻後の裁判所の手続きや破綻企業買収によるイメージダウンを避けるため、破たん前に高額な救済型買収を行いました。ノースカロライナ州シャーロットを本拠地とするバンカメはウォール街に勝ったと評価され、当時バンカメはアメリカ国民の二人に一人はバンカメと取引していると言い、アメリカ最大の金融機関となりました。しかしそのバンカメがわずか4ヵ月後の今日に米政府の不良資産救済プログラム(TARP)から250億ドルの資本注入を受け、さらに1180億ドルの不良資産から発生する損失に政府の負担を受け、メリルの買収を完了させた。株の暴落による財務悪化はあったと思いますが、最大の要因はメリルの買収と言われ、メリルのバランスシート悪化がバンカメに危機をもたらしたようです。しかし、買収に際して双方金融のプロが判断できなかったのでしょうか?バリュエーションによる評価はされていると思いますが、バランスシートの精査が曖昧だったのでしょうか?それとも大組織にありがちなトップの政治的判断?う~ん、不思議です。金融機関って事業や一般融資に関してはかなり厳格な取組みをしますが、自社のM&Aに関しては・・・?何れにしても金融・経済再生、期待が大きいだけに、新政権の舵取りが注目されますが、取組み体制・管理領域・手法・時間軸・優先順位等など、その選択や如何に。
私が知る多くの金融出身者の中で最も尊敬するプロであり、CitibankロンドンでM&A・企業再生を担当していた石橋さん、どう思いますか?最近ご無沙汰をしておりましたが突然のお手紙にビックリしました!ご高説をお聞きできないことが誠に残念です。早期の回復をお祈りすると共に復帰を心よりお待ちしております。
ブログランキング参加中!
↓↓クリックお願いします ↓↓Please click it. Thank you

スポンサーサイト