観光庁発足後初の「観光白書」(平成20年度版)が6月2日に閣議決定されました。
内容は、「平成19年度観光の状況」と「平成20年度観光施策」の2本柱で構成されております。
「平成19年度観光の状況」におけるデータは20年度の急激な経済・環境変化があるため、そのまま引用できる数値ではなさそうですが、ベースとしての活用及び参考としては興味深いものがあります。
1 国民の国内宿泊旅行の動向
(1) 国内宿泊観光旅行の概況
平成19 年度における国民1 人当たりの国内宿泊観光旅行回数は、1.54 回と推計され、対前年度比で8.3%減となっている。また、国民1 人当たりの国内観光旅行宿泊数は、2.47 泊と推計され、対前年度比9.2%減となっている。
(2)宿泊の概況
平成19 年1月より①全国統一基準により、②すべての都道府県を対象に、③従業者数10 人以上のホテル、旅館及び簡易宿所のすべての宿泊者数等を調査する「宿泊旅行統計調査」を開始した。この調査結果によると、平成19 年1 月から12 月における延べ宿泊者数は全体で3 億445 万人泊であり、このうち、国民の延べ宿泊者数は全体で2 億8,254 万人泊であった。これを月別に見ると8 月が3,140 万人と一番多く1 月が2,058 万人と一番少なくなっている。
「平成20年度観光施策」では、参考になる内容は多いと思います。
2 宿泊施設、食事施設、案内施設その他の旅行に関連する施設及び公共施設の整備
(1) 国民生活金融公庫及び沖縄振興開発金融公庫による融資について、「国民生活金融公庫法」施行令の一部改正により小規模事業者に対する無担保・無保証の融資制度に運転資金を追加する融資対象の拡充措置を講じ、経営指導の実効性の向上を図る。と、なっております。
また、第2章 国際競争力の高い魅力ある観光地の形成
第1節 国際競争力の高い魅力ある観光地の形成
2 宿泊施設、食事施設、案内施設その他の旅行に関連する施設及び公共施設の整備、では(1)ホテル・旅館の整備を図るため、公庫融資や税制優遇措置を講じている。(2)まちづくり交付金の活用により、ハード事業からソフト事業まで幅広い事業を支援した。と、あります。
国土交通省のみならず他省の補助金又は支援制度でも活用できるものがあるかもしれません。調べてみては如何でしょうか?
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