老舗ホテルの1つ、「パレスホテル東京」が、いよいよ来月17日から新たな歴史のスタートです。
客室290室は全室45平方メートル以上で、スイート及びクラブルーム利用者専用のクラブランジがある。
飲食は フランス料理、日本料理、天ぷら、鉄板焼、鮨、中国料理、オールデイダイニング、ロビーランジ、ラウンジバー、メインバーと充実し、
宴会場は、結婚式場(チャペル・神殿)は勿論、大・中・小、ボードルームも備え、こちらも充実、他に スパ、フィットネス と、まさにラグジュアリーホテル。
皇居を望む丸の内ですから、「ザ・ペニンシュラ東京」を十分意識しての事だと思います。
丸の内・東京駅界隈と言えば、他に「シャングリ・ラ・ホテル東京」「フォーシーズンズ・ホテル」、国内勢では、「丸の内ホテル」「ホテルメトロポリタン丸の内」等がありますが、本格的ウェディング施設を備えた競合ホテルとしては、「ザ・ペニンシュラ東京」でしょうが、婚礼・宴会分野にウェイトを占める皇居周辺の競合ホテルとしては、今年40周年を迎えた「ホテルグランドパレス」、「帝国ホテル」も、と言うことになりそうです。
客室数から見れば、飲食及び付帯施設の比重が大きい。
一般的な収益貢献としては、客室=利益、婚礼・宴会=売上、飲食=貢献はないがホテルの顔となりやすい。
従って、施設構成のもつ利益構造としては薄利を宿命づけられたホテルと言えそうです。
しかし、客室数を大きくすれば投資が膨らみ回収期間が長くなります。
その薄利を補う高単価サービスを提供し、稼働率を高いラインで維持、さらには効率化や生産性を考慮した目配りの利く規模という事になれば、ペニンシュラやリッツ・カールトンも300室以下です。
先に述べた周辺ホテルが婚礼施設を重視しない理由の1つに少子高齢化による需要減少がありますが、パレスホテルのウェディング・宴会施設が重視されているのは、歴史からなる固定客と潜在顧客基盤があっての事と思います。
周辺競合ホテルを逆手にとったと言えるかもしれませんが、最大の課題はブランド力の強化でしょうか。
GW(ゴールデンウィーク)後のオープンは少し残念ですが、落ち着いた頃にスカイツリー見物と皇居散策で過ごすホテルステイを計画したいと思います。
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