いよいよ始まりました、東南アジアへのビジネスホテルの進出・建設ラッシュ!
世界の工場とされてきた中国の景気減速・人件費上昇、そして相変わらずの低付加価値商品などから、ベトナムやバングラデシュなど東南アジア諸国へのシフトが進む中、LCC(格安航空会社)の出現で、観光とビジネスの両面から需要が期待できることで、その勢いが一気に加速し、フランスをはじめとした欧米系ホテルの進出と地元勢の拡張が始まった。
BRICs から NEXT11 へのシフトの一端とも言えそうです。
ご承知だとは思いますが、NEXT11 とは米大手投資銀行ゴールドマン・サックスが、2007年の経済予測レポートの中で、BRICsに次ぐ急成長が期待されるとした11の新興経済発展国で、イラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコ。
1泊1万円以下のビジネスホテルは日本も得意とする分野ですが、海外進出しているのは 東横インチェーンくらいでしょうか?
日本のビジネスホテルの場合、企業による事業展開というよりも土地の有効活用などと言った個人企業として存在するケースが多かった為、将来的な事業展開や展望を描けていない。ここ数年はファンドのM&Aや開発によりビジネスホテルのチェーン化が進み、企業経営のホテルは増加したが、海外進出には至っていません。
新興国でのホテル事業は日本とは比較にならないほどの優良事業となることは予想がつくと思いますが、建設費、人件費、材料費、公共料金等など、全てが極端に安価でありながら、海外からの利用者が主体となる為、料金はそれほど低価格に設定する必要はありません。日本のビジネスホテルは1部屋1泊4,000円~8,000円位の低価格ホテルと、1ランク上の宿泊特化型ホテルの2極化が進んでいますが、1万円以下であれば新興国での展開は十分可能です。
ただ、日本のビジネスホテルは日本人向けに設定されている為に、海外進出するにはモジュールの変更(新業態)を考えたほうが良いでしょう!
日本の緻密さとソフトを備えたインターナショナルスタンダードとしてのビジネス系(宿泊特化型)ホテルです。デザイン面に配慮すれば欧米系及び地元勢の宿泊特化型ホテルより優位性を構築できるのではないでしょうか。
デットの期間内に回収できる優良事業になると思います。
勿論、リスクはあると思いますが、CHINAリスクや国内展開するよりは、そのリスクは小さく展望を持てると思います。
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