既にご存じの方も多いと思いますが、1992年1月に開業した「フォーシーズンズホテル椿山荘東京」(259室)が来年1月より「ホテル椿山荘東京」に名称変更される。
藤田観光とフォーシーズンズの間で今後の運営方針に関する不和があったようですが、マネジメント契約期間の20年をむかえ、再契約に至らなかったようです。
開業当時、世界に知られる高級ホテルのアジア初進出であり、東京でも最高級ホテルとして注目を集め、私も何度か宿泊しました。
今では珍しくありませんが、トイレがバスルームから独立している点や電動カーテン等など、最先端かつ豪華で、まさに最高級ホテルであり、お気に入りのホテルでした。
藤田観光といえば全国展開している「ワシントンホテル」を思い浮かべる人も多いと思いますが、もともと椿山荘は歴史と庭園で有名な結婚式場であり、ホテル(フォーシーズンズ)の結婚式とは別に椿山荘としても結婚式を行っておりますが、多数の外資系高級ホテルの進出や少子高齢化による婚礼需要の減少などから業績の低下は容易に予測できます。
藤田観光常務執行役員の会見では、改装計画として浴室から庭園を望む「ビューバススイート」や、キッチン・洗濯乾燥機などを装備した「長期滞在型」ルーム3部屋の設置を明かし、宿泊客の声を参考に2014年以降本格的な改装を行い、「外資系ホテルをしのぎ、日本のすばらしさ、心を体感してもらえるホテルを展開できると自負している」との事です。
外資系ホテルとの差別化を目的に、椿山荘との一体化による和の融合とコンドミニアムの代名詞とされる長期滞在型! アメリカンスタイルの特徴ともいえるビューバス! 等などで純ヨーロピアンスタイルからの脱却ということになりそうです。
う~ん、少しもったいないような気もしますが・・・。
既にソフトウェアが成熟したラグジュアリーホテルとして、高額なマネジメントフィーを払い続けるよりも設備投資による業績回復を目指すのは理解できますが、国際ブランドをなくし、コンセプトを崩したホテルの再生・評価や如何に?
今後に注視したくなりますが、私の好きなホテルですから業績アップに期待します。
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